イチロー(メジャーリーガー)

アメリカ・メジャーリーグで活躍するイチロー。

今回は彼のコメントから僕たちが学べることを書いていきたい。

“奇跡の同期”

イチローが2001年にア・リーグ新人王を獲得したことはご存じだろうか。
このときイチローとともにナ・リーグの新人王を獲得したのはアルバート・プホルス内野手である。
大リーグファンでない限りご存じないだろうが、実はこの2人は“奇跡の同期”と呼ばれている。

デビュー以来数々のタイトルを手に入れ、オールスターの常連となり、球界の顔となった2人だが、デビューから17年を迎えた今でもまだ現役として活躍している。
長いメジャーリーグの歴史においても、両リーグの新人王が揃って長いキャリアを送る例は非常に稀であり、揃って史上に残る成績を残していることから、彼らは“奇跡の同期”と呼ばれる。

そんな彼らはお互いを認め合っており、イチローは「短期間ならいい成績を残す選手はたくさんいます。でも、それを10年続けることは、彼(プホルス)も僕も簡単ではないと知っている。僕たちは違うタイプのプレーヤーですが、そこに共通点があると思います。僕たちには特別な絆がある。ああいう成績を長く続けられたことこそ、僕たちを特別な存在にしているんでしょうね」(11.12『Full-Count』より引用)とのコメントを残している。

そんな彼らのように、“奇跡の同期”再来になるかもしれない2人がいる。ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手とドジャースのコディ・ベリンジャー内野手である。
新人王が確実視されているこの2人に対して、イチローはこんなエールを送ったそうだ。

「毎年誰かが新人王を受賞する。たまに相応しい候補者がいない時もあって、成績を見て『この選手が新人王?』なんて言うこともある。でも、今年は彼らが新人王というタイトルに相応しいことは分かるでしょう。だけど、今年のような活躍を続けることこそが大切なんですよね」(11.12『Full-Count』より引用)

結果を出し続けること

シンプルかつ明確なこの言葉には、誰よりも継続することを意識してきた彼の、さらにその難しさを誰よりも知っている男の想いが込められている。
僕たちの活躍する場は野球ではないが、それぞれの仕事や家事、育児といった様々なステージにおいてもやはり続けることは大切であると同時に非常に難しい。

この難しいことをやり遂げた先には必ず明るい未来が待っている。
しかし、そこに至るまでには強い意志と努力が必要である。
イチローのこの言葉は、我々に大事なことを再認識させてくれるのではないだろうか。